わり算を考えるアプリは自作できる
わり算の単元、教科書には「いちごが12こあります。1人に3こずつ分けると、何人に分けられますか」のような問題と一緒に、QRコードからデジタルのおはじき教材が用意されていますよね。あれ、子どもたちすごく食いつきがいいんです。指で動かして、トレイに入れて、数えて……操作しながら考えられるのがいいんだと思います。
ただ使っているうちに、「数字をちょっと変えた問題をやらせたいのに、おはじきの数もトレイの数も固定で変えられない」というモヤモヤが出てきました。12÷3はできても、18÷6で同じように操作させたい時、教科書付属の教材ではそこまで対応していません。
そこで、Claudeに頼んで自分でWebアプリを作ってみました。
https://claude.ai/public/artifacts/dcda8bda-29a0-4a3f-b8dd-2275233617f0
できること
- おはじきの数を0〜100個の範囲で自由に設定
- トレイ(分ける場所)の数を0〜10個の範囲で自由に設定
- おはじきは指やマウスでドラッグしてトレイに移動
- 「のこり」と各トレイの数がリアルタイムで表示される
- タブレットのタッチ操作にも対応
数値を自分で決められるので、等分除(12÷3=1つ分はいくつ)でも、包含除(12÷3こずつ=何人分)でも、同じ画面でいろいろな問題に使い回せます。クラスの実態に合わせて数字を変えるのも一瞬です。

授業でのイメージ
- 「いちごが18こあります。1人に6こずつ分けると、何人に分けられますか」と問題を提示
- おはじきを18個、トレイを最初は多めに用意しておく
- 子どもが実際に6個ずつトレイに移しながら、何トレイ分になるか確かめる
- 操作した結果をもとに、式と答えをノートに書く
教科書の操作と地続きなので、子どもたちも迷わず使えました。むしろ「数字を変えても同じアプリが使える」ことに気づいた子が、自分で問題を作って友達と出し合う、という展開も見られました。

作るのにかかった時間
ゼロから作ったわけではなく、Claudeに「教科書のおはじき教材みたいに、数を自由に変えられるものを作って」と頼んだだけです。例を見せて要望を伝えれば、コードを書く知識がなくても十分実用に耐えるものができます。ICT主任として校内のいろいろな先生に「これくらいなら自分でも作れますよ」と紹介したい事例でした。
数値を変えるだけで何通りもの問題に対応できるので、個別最適な学びや習熟度別の練習問題作りにも応用できそうです。